未来, 脳科学

生命の誕生は40億年前と云われます。人類の出現が30万年前とすれば、生命の歴史40億年からすると、人類の歴史はわずか0.75%でしかありません。どう考えてもこれだけの期間でこの複雑な生命体が進化するとは考えにくいことです。 初期は、単細胞微生物が長い歴史のなかで進化し、しかもそれは海中の藻や地上の植物との共存関係の中で進化し続け、やがて多細胞生物との共生関係の中で急速に進化したのです。しかもその進化は人類(宿主)、この複雑な生命体との共生の中で宿主自体の神経系・脳とのコミュニケーションと云う高度な機能で宿主自体の進化を応援したのです。

単細胞微生物の合体により真核生物が誕生する(20億年前)

当時の細菌の中には酸素を利用してエネルギーを作り出すものがいました。原始真核生物のあるものはそのような細菌を体の中に取り込み,共生することにより酸素を利用できるように進化しました。それにより,それまで毒物であった酸素を利用して大きなエネルギー(酸素を使わない場合に比べて約20倍)を獲得する能力を身に付けたのです。また,光合成を行う細菌と合体し共生するようになったものも出てきました。このような進化は多くの試行錯誤の中から偶然生存に都合のよいものがでてきたと考えられています。

現在,初期の生命(生物)に関しては原始生命体と共通祖先(LUCA)という概念があります。時系列的には化学進化→原始生命体→共通祖先ということになりますが,原始生命体は化学進化のどこで生命の線引きをするかという概念であり,共通祖先は生物を遺伝子解析から系統づけた結果として生まれた概念です。両者は時間的なギャップと同時に概念の相違があります。生命は原始生命体に始まりますが,生物進化は共通祖先から始まるということです。

このことから,なんらかの原因で大きな細胞をもつ真核生物の中にシアノバクテリアや好気性バクテリアが入り込んだ(取り込まれた)と考えられています。現在主流となっている細胞共生説では,真核生物の細胞はそのようなバクテリアに安定した環境を提供する代わりに,彼らの産生する有機物やエネルギーを利用する共生関係が形成されたとしています。

現在の生物においても共生はごくあたりまえのことです。もちろん,最初から何かを補完しあう関係であったというより,一方的な寄生状態から始まった関係が多いと考えられます。

寄生生物が宿主から一方的に搾取する関係を続けていると,宿主の方にもそれに対する防御反応が発生します。また,あまりにも宿主に過大な負担をかけると宿主の死を招いてしまうことにもなります。つまり,一方的な寄生は長続きしないことになり,時間とともに共生関係に移行していくものと考えられます。最初の動物(多細胞動物)はカイメンであると考えられています。

人類の出現は従来20万年前とされていましたが、2017年6月、仏古人類学者のジャンジャック・ユブラン氏の原始人の頭蓋骨発見により30万年前と修正されました。

哲学者,John Zachary Young は以上述べた生命の進化の歴史を生命に本来備わった性格、つまり自然の法則について言い当てているのです。

Youngから学んだ断片

■ 生の営みの重要な特徴は、可能性のレパートリーに中からの「選択」によって生存を目指した活動を行いうる能力にある。バクテリアは可能性の小さなセットの中から生存を目指した選択をし、人間は可能性の高次元で多様なセットから選択している。

■ 生の営みは思考に先行している

■ 私の脳は一つのものであり、脳がなければ私は何者でもない。人格が脳から分離できないとすると両者のうちどちらが他方をコントロールしているかを問うことは無意味である。私達はそのような問題で頭を悩ますべきではなく、どうすれば自分と脳を最も長く記述できるのか、また生命の質を高めるためにどうしたら良いかのために私達のエネルギーを使うべきである。

■ 探索・目的・選択・決定が生命を支えるシステムに組み込まれている。選択し決定し行動する能力はすべての生物に共通の特徴である。

■ 生を営む存在は生存に方向付けられた活動を行っている。目的追求は明らかに「生物学的機構の本姓であり、客観的なシステム特性である」。

■ DNAは脳の内部あるいは背後にある行為者とみなされるべきだ。

■ 生を営む脳の活動は、自分自身の過去の来歴から情報を得て、生物体の生命の維持する企ての中で絶えず送り出す支持群に変えていく組織化されたダイナミックなシステムと考えるべきだ。この意味では単なる物質的対象ではない。

■ 人間の心は脳の働きでもあり神経細胞及びそれに関連する分子の相互作用で説明できる。自分自身は数多くの神経細胞集団の働き以上のものではない。

この投稿の目的は「腸と脳」体内の会話は如何にあなたの気分や選択や健康を左右するか—エムラン・メイヤー著の紹介でした。図らずも予備知識の説明にとどまってしまったのですが、いずれ本題に言及したいと考えています。副題に示された通り、あなたの肉体と精神の健康に必ず参考になる内容だからです。

追記:今週はメニューの「ツイート」に新しい記事を掲載します。ぜひご覧ください。

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エヴァンジェリカル・オーソドックス教会(英語: Evangelical Orthodox Church, 略称”EOC”)は、東方教会の伝統を採用していったキリスト教の福音派プロテスタント、
エヴァンジェリカルズ(キリスト教福音主義派)はアメリカ国内に推定1億人というアメリカ最大の政治勢力である。1億人といえば、アメリカの人口の30~35パーセントを占めることになる。彼らは聖書の教えを絶対視する保守系キリスト教徒であり、宣教活動やロビー活動、草の根の政治運動を通じてアメリカ外交に大きな影響を与えている。そして彼らは神がユダヤ人にエルサレムを与えたのであり、当然エルサレムはイスラエルの首都として認められるべきだと考えている。
トランプはラストベルトが支持母体と云われるが、実はEOCが最大の支持母体なのだ。それから推定できるのはイスラエルの暴発による中東での戦争が起こりうること、それがトルコ、シリア、イランにとどまらず米ロ中国を含めた戦争になる恐れも出てくる。

アメリカの中間選挙を見据えたトランプの戦略と日本の対応が気になる。

杉原泰雄・一橋大名誉教授の話

改憲問題は9条だけではない。自衛隊の軍隊化の裏には自民改憲案の天皇条項がある。天皇を国家元首とし他方で政治的には発言させない、これは明らかに天皇の政治利用を目論んでいる。天皇の名において戦争ができる国にする。すなわち明治憲法に戻す動きが隠されているのではないか。

軍隊は警察と全く性格が異なり、国民を守る役割の警察とは似て非なる「暴力装置」だ。昔の「警察予備隊」とは全く異なりミサイルや軍艦・戦闘機、海兵隊、敵地上陸訓練までやっている今の自衛隊を合憲だと云う憲法学者は頭がおかしい。2.26事件、8.15のクーデター未遂事件を発端に軍部が権力拡大を図ろうとした歴史から、軍隊の厳しい実態を知るべきだ。8.15では天皇の意を戴しサンフランシスコ条約を受け入れ戦争を終わらせた鈴木貫太郎首相の殺害の行動にまで出た事実、満州事変の発端は2.26事件であったことなど、軍部が実権を握れば必ず容易に、戦争への道が開かれるのだ。
安倍首相は場合によっては、このようなクーデター計画まで想定しているのではないか?と考えてしまう。そうでないと民主化された民意に反してこのような決断は出来ないはずだ。

東大の憲法学者は揃って自衛隊合憲論だ。これは非常に危険なことで自民の改憲案に乗せられる可能性が強い。戦争にまっしぐらに進んだ過去の歴史を振り返ると、軍隊やクーデターの危険性をもっと知るべきだ。「安倍改憲だけは阻止しなければ」と云う「Noだけでは足りない」。あえて自衛隊合憲論を排し、9条を守る原点に戻る必要がある。残された時間は少ない。「9条の会」は右からと左からの攻撃にさらされている。